■産卵までイソギンチャクの長期飼育ができる環境ができれば、あとは産卵してくれることを願うばかりです。
ハタゴイソギンチャクとカクレクマノミ
右下はアカホシカニダマシ自然の海では大きなイソギンチャクに複数のクマノミが共生している様子も観察できますが、 その中でも雌雄は一対のみと言われています。残り大勢はオスでもメスでもありません。 一番大きいのがメス、2番目がオスになります。オスかメスかが死んでしまうと 残り大勢の中からオスになるもの、メスになるものが現れます。 子孫を残していく為の上手い仕組みです。
では、水槽でもたくさんのクマノミを飼うほうが良いかというと、そうでもありません。 大きな個体はその他大勢の連中をいじめたり、イソギンチャクから追い出そうとしたり しますし、水槽内で追い出されたら他に行くところがありません。
ペアになって産卵をしてもらうには、私は小さなうちからの2匹飼いをお勧めします。
2匹飼いで始めても落ち着くまでは、体の大きなほうがイソギンを独占しようと 追い出し行動を取ったり、いじめたりする場合もあります。ここでいじめに負けず 根性を見せれば折り合いがついて、あとは仲良く共生したりしますので辛抱強く 見守ってやりましょう。
うちでは3日間ほど追い出し行動をとり、その後もイソギンチャクの裏側にしか入ることを 許してもらえませんでしたが、そのうち何事も無かったかのように仲良くなりました。
さて、無事仲良くイソギンチャクに共生するようになったらあとは成長して産卵してくれるのを 待つばかりです。
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file size 1.41MB 44sec産卵にいたるまでには安定した環境を維持できるように気を つけてあげると良いと思います。水質もそうですが、やたらとレイアウトを変えたり 魚を追加したりしないよう、また照明もタイマーなどで管理して一日の朝と夜の サイクルを作ってあげます。
産卵が近づくと、普段から大食いのカクレクマノミが更に大食いになります。 同時にメスの腹が張ってくるのが観察できます。いよいよ産卵となるときは 卵を産み付ける場所を口で掃除し始め、イソギンチャクの触手を一本一本噛み付き 卵を産み付ける場所にかからないように、イソギンチャクを縮める行動を取ります。
クマノミが触手を縮めた部分(矢印)ムービーでは掃除と触手を縮める行動を観察できると思います。掃除している場所 にあたる部分の触手はクマノミが縮めたものです。
一通り準備が整うと産卵を始めます。まずメスが岩に卵を数個単位で産みつけ、 その後オスが放精するのを繰り返します。(産卵の様子はクマノミページの トップ掲載のビデオ)
雌雄それぞれ、おしりのところに産卵管と輸精管が確認できます。 一度に産卵する量は、クマノミの体調や栄養状態のせいか毎回変わります。 また,、卵の大きさも微妙に違うようです。