40cm水槽オーバーフロー加工・立上げ

小さな水槽で維持メンテが楽。大型水槽では難しい細かな観察もできます。
加工・設置からナチュラルシステムでの立ち上げまでの紹介です。


準備〜製作

設置〜試運転立上げ準備立上げ

■用意するもの
 40cm水槽(底がガラスでないもの)…1
 サンプ用水槽…1
 水槽台…1
 VU40塩ビパイプ…1
 バルブソケット40mm…1
 平パッキン 内径48mm…1
 排水ホースナット40mm…1
 VP30塩ビパイプ…1
 VP30用エルボ…1
 VP13用ソケット…1
 排水ホースナット30mm…1
 排水ホース…適宜
 VP13塩ビパイプ…1
 VP13ユニオン…1
 VP13エルボ…1
 エンドキャップ50mm…1

■経緯

大きくなった稚魚達の水槽を立ち上げようと、ホームセンターで安売りされていた ニッソーの「たのきんセットL」を購入。当初、普通に上部濾過でと考えていましたが 久しぶりに工作がしたくなりOF化を決行。

どうせならと、半分洒落でミニベルリンで 立上げ。意外なことに経過は良好で、大型水槽では味わえなかった、生体の詳細な 観察もできるし、ミニ水槽もなかなか良いです。


■製作
1.水槽の加工
水槽の底に穴を開けます。バルブソケットのサイズを測って端により過ぎないよう、また 水槽底裏側の補強用の突起に干渉しない位置に印をつけ中心に小さな穴を開けます。

穴の拡大は木工用のホールソーを使用しました。精密な穴あけを必要としない場合は 写真のような歯を付け替えるタイプが便利です。ホームセンターで500円でした。

水槽には、たしか45mmの穴を開けたと思います(うろ覚えです。きちんと測って あけてくださいね。^^;)穴を開けたらヤスリなどでバリを取って完了です。


40mm用バルブソケットに平パッキンを通して穴に差し込みます。私はパッキンが 2枚入りだったので、水槽側と裏側とでサンドイッチにしましたが、1枚で大丈夫 でしょう。

水槽裏からは、台所の流し台用として売られている排水ナット40mm が、バルブソケットのネジ山とピッタリ合うのでこれで取り付けます。 バルブソケットのネジ山部分は長く、水槽底を挟んで締め込むことが できないので、ネジ部分を半分ほど切断しています。

締め付けはあまりきつく締めすぎると、底がたわんで隙間ができますので、力加減 には注意してください。

締め付けたら、バスコークで水槽側と裏側の接続まわりを ぐるりとコーキングして、乾燥のため1日置きます。


2.配管の加工

水槽の加工が終わったら配管の加工です。今回はサンプからの戻り水をオーバーフロー 管に通した2重管で価格を安く抑えるため塩ビ管を使いました。接続は差し込んでいる だけですので、気が向いたらアクリルに変更も可能です。

まずOFパイプです。水槽にバルブソケットを取り付ける前に、一旦VU40を差し込んでみて、 どのくらい差し込めるのか試して、パイプに印をつけておきましょう。

OFパイプはVU管でVP管とは違う肉薄のほうです。水面の高さを想定して切断します。 油膜対策に一応切り込みを入れました。それと戻り水用の13用エルボにあわせて Uの字にカットして完了です。


次にVP30エルボの加工です。ポンプからの揚水用のVP13用ソケットを エルボの中心を出して差し込みます。25mmのホールソーが便利です。

一発でまっすぐに開かないと思いますので、一旦穴を開けてヤスリで調整していきます。 まっすぐになるように穴が開いたら塩ビ用接着剤をたっぷり塗って接着します。

ここは大事な部分で水漏れがあってはいけないので、バスコークでしっかりコーキングします。 (写真はちょっと曲がってるかな?まぁ、このくらいは大丈夫です。^^;)


3.その他の加工

a.消音キャップ
OF管からはゴボゴボと音がしますので蓋をします。蓋をすると油膜が張ったりするのですが 気になったら蓋をはずせばすぐに綺麗になります。OF管に被せる蓋は50mm管用のキャップです。

戻り水用のVP13エルボとの高さ調整兼、OF管との密着防止にアクリル板で底上げし、 戻り水エルボ用にU字型にくり抜きます。

写真は加工途中で実際使用する時は、蓋に小さな 穴を開けて使用します。穴を開けないとサンプ側の排水口を水中に沈めたりして抵抗があった場合、 サイフォンの原理で水槽の水が上がったり下がったりしますので、使用しながら様子を 見て穴を開けると良いと思います。


b.サンプの塩ダレ対策
今回はナチュラル水槽で濾材は使いませんので、サンプに直接海水を落とします。 OFしてきた海水は空気とともに排水されますので、そのままにしていると サンプ回りが塩ダレだらけになります。ということで塩ダレ防止グッズを作ります。

使用したのは100円ショップの台所用品コーナーで買った、「ダシを入れると良い」 と書いてあったタッパーです。タッパーには取っ手がついていましたので切り取って穴を 拡大します。同様に注ぎ口も切り取り、穴を拡大して2箇所から海水が抜ける仕様にしました。

底には2つの穴を開けます。排水ホース用に32mmと、空気抜き用に25mmです。 25mmの穴はそのまま開放していると塩ダレし、意味がありませんので13mm用のエルボの 片方を短く切断し差し込んでいます。(接着は必要ありません)

蓋には500mlの ペットボトルを切断しポリカネジで固定しています。このペットボトル内に 落水させて気泡が直接下に抜けないようにします。(ここで使用した材料は冒頭の「用意するもの」 には入れていません。)


c.水槽台の加工
今回水槽の台に使用したのは家の物置でまさに物置台と化していた 60cm規格水槽用の台で、よく売っている木製タイプのものです。 天板の裏側を見たら、補強用の角材が何本か通ってましたので、角材にあたらない位置に 穴を開けます。

穴あけは先に紹介した木工用のホールソーです。使用したホールソーの歯 は63mmです。数cmの厚さの穴をあける覚悟で気合を入れて始めたら、あっさり 抜けてびっくりしました。

60cm用の台って補強材で支えているだけで天板はペラペラだったのね・・・。


■チェック
1日経ってバスコークが乾いたら、ソケットの高さまで水槽に水を張って アク抜き&水漏れをチェックしましょう。丸一日放置して様子を見ます。
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エアリフト排水装置アクリル加工室